はじめまして ポルシェ997のバッテリーが弱くなり交換を検討しております。 今使っているのは、2年前に某オークションサイトで落札したアトラス製バッテリーMF580-43ですが 最初に搭載されていた純正バッテリーはMOLL社だったと記憶しており このバッテリーは2回目の車検時まで十分使えたので5年ほど利用しました。 その後に、今使っているアトラス製にしたのですが使用頻度の違いもあるかもしれませんが 寿命が短いように思い、純正と同じMOLL社のバッテリーに戻したいと思っています。 おすすめのバッテリーを教えて下さい。 よろしくお願いいたします。
お問合せありがとうございます。 ポルシェ997の交換バッテリーですね。 ご指摘の通り、ポルシェ車の純正バッテリーはほぼ全てMOLL社が供給しています。 ポルシェ997の場合、カレラであれば純正はMOLL Kamina 580-42が搭載されており 弊社での対応品は MOLL m3Plus K2 830-85 http://batteriesweb.jp/MOLL_83085.htm こちらになります。 m3Plus K2シリーズは純正のKaminaシリーズより1クラス上の製品ブランドになります。 アジアメーカーとMOLL社との大きな違いは、製品開発の理念ではないかと思います。 MOLL社の場合、ポルシェ・アウディ等へOEM供給を行っているため 非常にバッテリーの寿命であったり、振動への耐久性を重要視して作られているように思います。 対して、アジアメーカーのバッテリーはコスト重視のような感じがします。 例えば、多くの場合メンテナンスフリーと記載していますが 実際は、 1・・・注液栓を無くす事でコストを下げる。 2・・・+-極板の高さを下げて水かさを増す事でコストを下げる。 3・・・極板が短いので、鉛量が少なくなりコストが下がる。 このような形で出来るだけ、お求め安い価格のバッテリーを供給しようと努力されているのかと思います。 これを簡単に見極める方法は、バッテリーの重量です。 バッテリーは大きく分けて3つの部材で出来ています。 1・・・筐体(箱)を作る プラスチック。 2・・・電解液(希硫酸) 水。 3・・・+-極板を作る 鉛。 この3つで生産されています。 この中で、原材料として最もコストが高く重たいのは当然、鉛です。 鉛の量を減らす事で、コストを下げ性能低下を補うために、その分水を多く入れる。 メリットは水が多くなるので同じように水が減っても極板が露出しにくいとい事です。 これをメンテナンスフリーとしています。 水よりも鉛の方が当然、重たいので 極板が大きいバッテリーは重たくなり、その分化学反応面積は広いので性能が上がります。 ご参考にしてください。 よろしくお願いいたします。